2024年現在、「豪州へワーホリ出稼ぎ!」というキャッチフレーズに惹かれて、国際看護に関心を持つ方も多いのではないでしょうか。特に「World Avenue」のAIN(Assistant in Nursing)プログラムは、オーストラリアで英語留学をしながら看護助手として働けるプログラムとして有名です。
では、アメリカで看護助手として働くにはどうすれば良いのでしょうか?
CNAとは?
CNA (Certified Nursing Assistant)とは、アメリカで看護師を補助する職種、いわゆる「看護助手」のことです。病院やナーシングホーム(介護施設)などで、患者さんの身の回りのケアやバイタルチェックなどを行います。
アメリカでは、看護助手の国家資格としてCNA制度が整備されており、一定の教育課程を修了し、州ごとの認定試験に合格することで正式にCNAとして働くことができます。
アメリカでCNAとして働くには?
アメリカはオーストラリアやカナダのようなワーキングホリデー制度がありません。また、CNAとして就労するためのビザスポンサーも一般的ではないため、多くの場合、「永住権(グリーンカード)」を持っていることが前提となります。永住権を得るには、アメリカ国籍の方との結婚や、グリーンカードの抽選に当選することなどが挙げられます。
私自身も、アメリカ人配偶者との結婚によりCR-1ビザを取得し、渡米後にCNAプログラムを受講して資格を取りました。
RN(正看護師)ではなくCNAを選んだ理由
ふと周りを見ると、多くの志し高い日本の看護師さんたちは「アメリカで看護師(RN)になるぞ!」と努力の毎日を送っています。InstagramやFacebookを見ると、こんなにも国際医療従事者仲間がいるのか、と驚いたものです。
私自身、日本で看護師としての経験があったため、RN(Registered Nurse)としてのキャリアも視野に入れていました。
しかし、アメリカで看護師として働くためには英語力(IELTS/TOEFL)、書類準備(CGFNS)、国家試験(NCLEX-RN)の受験、ライセンス取得など多くのハードルがありました。さらにアメリカは訴訟大国。母国でない訴訟大国で自身を持って働くには、まだ力が及ばないと感じていました。
そのため、まずはCNAとしてアメリカの医療現場に慣れ、生活や文化、職場環境に順応し、自信をつけてからでも遅くない!と判断しました。時間はかかるかもしれませんが、少しずつステップアップしていく道を選びました。
CNAはこんな方におススメ!
- 日本で看護師経験がある方
- アメリカ人配偶者もしくはフィアンセがおり、将来的にアメリカ永住権を取得予定の方
- RNを目指しているが、まずは現地の現場に慣れたい方
- 英語力にまだ自信がないけど、医療職に関わっていたい方
- CNAとして現場経験を積み、RN受験や就活のアドバンテージにしたい方
- 勉強中の生活費をCNAとして働きながら賄いたい方
もっと詳しく知りたい方へ
CNAは「アメリカ医療の入り口」とも言えるポジションです。経験を積むことで、次のキャリアへのステップにもつながります。
より詳しいCNAの業務内容や、資格取得までのプロセスなどが気になる方は以下の記事をどうぞ😊
1. CNAの仕事とは⁈日本とは異なる看護助手の仕事内容を徹底解説!
2. CNAになるためには?! 必要なプログラムや費用について徹底解説!
3. CNAの授業とは?!授業内容から州試験まで徹底解説!
4. CNAはどんな1日を過ごすの?!業務スケジュールを徹底解説!
5. CNAはどんな勤務形態で働くの?!気になる働き方について徹底解説!
6. CNAからRNにステップアップ!現役CNAが奮闘するRNへの道
🌿おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
私自身も不安や迷いを抱えながら、CNAとしてアメリカの医療現場に一歩踏み出しました。同じように海外での医療キャリアを考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
今後もCNAとしての経験や、アメリカの医療現場のリアルを発信していきますので、気になるトピックがあればお気軽にご連絡くださいね。
次の記事もお楽しみに!