書類準備なにしたらいい?! TruMerit (CGFNS) 攻略法

看護助手

こんにちは! このページでは、

  • TruMerit(旧CGFNS)って何?
  • TruMeritを通すべき?それとも州のBONに通した方が良い?
  • TruMeritの書類準備はどうしたらいい
  • どのくらいの費用を準備しといた方がいい?

そんな疑問をリアル体験談ベースで紹介していきます😊

かくいう私はCNAからRNに挑戦するステップを踏みました。「なんで最初からRNを目指さなかったの?」「どんな心境の変化があったの?」
そんな私の気持ちの変化を綴った記事はこちらからチェック✅


ステップ1:TruMeritって何かを知る

TruMeritは旧CGFNSのこと。ざっくり言うと、アメリカ国外で看護師の資格を取った人が、アメリカ看護師として働くために必要な書類や資格をチェックしてくれる団体です。

  • 学校での教育内容(何年勉強したか、どんな授業を受けたか)
  • 国家試験や免許の有効性
  • 英語力(TOEFLなど)

こういったものを確認して、「この人はアメリカで看護師としてトレーニングを受けた人と同じくらいの知識・スキルがありますよ~」と証明してくれます。

TruMeritって必ず利用する必要があるの?

アメリカのRN試験「NCLEX」を受けるとき、TruMeritを使うケースもあれば、使わずに進められるケースもあります。州によっては、自分が免許を取りたい州の看護委員会(BON: Board of Nursing)が、直接書類をチェックしてくれるんです。

ただし、これは自分で自由に選べるわけではありません。「この州はTruMerit必須」「この州はBONで直接OK」と、州ごとにルールが決まっているのです。

だからこそ、「どの州でRN資格を取りたいか」まず決めることが大切です。
決まったら、TruMeritとその州のBONの公式情報を確認して、ステップを整理していきましょう😊

TruMeritのメリット・デメリットってなに?

ケースバイケースですが、一般的なTruMeritのメリット・デメリットは以下の通りです。

TruMeritを通すメリット

  • 多くの州で必要な場合が多いから通しておけば安心
  • 1回評価してもらえば、将来他州に移行(エンドーズメント)するときにも再利用できる
  • VisaScreen取得にも使える(ビザ・永住権申請で必要)
  • 第三者評価なのでBON側も信頼しやすい
  • 利用者が多いから、情報が豊富(BelightやFacebookグループで相談しやすい)

TruMeritを通すデメリット

  • 高い(州によって$390~$450程度費用がかかる😂)
  • 書類取り寄せたり日本からアメリカへの郵送が面倒&時間がかかる
  • 州によっては不要なこともある(NY州など)

ステップ2:どの州でライセンスを取るかを決める

TruMeritを調べつつ、同時進行で「どの州でライセンスを取得するか」を決めましょう。
アメリカでRNライセンスを取得するには、申請する州によって条件が全然違うんです。

  • 英語試験が必要かどうか
  • 社会保障番号(SSN)が必要かどうか
  • TruMeritの審査が必須かどうか

…と、バラバラなんですよね😂日本に住んでいてアメリカ看護師を目指している方は、SSN不要のニューヨーク州一択になることが多いですが、既にアメリカに住んでいる方は悩みどころですよね。

多くの在米日本人が辿るルート:NY州から居住地の州へエンドーズメントするメリット

アメリカでRNとして働くためには英語力はもちろん必要です。しかし、多くの州で求めるTOEFL83点(Speaking26)/ IELTS6.5(Speaking7.0)の条件は中々高い壁に感じますよね。

正直私は家計に余裕があるわけではなかったので、英語の勉強だけで年単位になる可能性&1回250ドル程度かかる試験代を考えると、どうしてもタイパ・コスパの良い試験免除ルートを辿りたかったのです😂

そこで、英語試験が不要なニューヨーク州でライセンス取得→その後ウィスコンシン州にエンドーズメントする ルートにしました。正直、エンドーズメントのことは当初あんまり深く考えてなかったので、「とりあえずRN資格取っておこう」というモチベーションで動いてました。

【超朗報!】エンドーズメントでは英語試験が不要な場合も!

「でも結局、エンドーズメントするときにIELTSやTOEFLが必要なんじゃないの?」って思いますよね。

でも実は、エンドーズメントでは英語試験が不要だったケースが意外と多いんです!

私が聞いた限りでは、

  • ウィスコンシン州
  • イリノイ州
  • テネシー州

これらの州は、NY州RNライセンスを持っていれば英語試験なしで移行できたケースが確認済み

もちろん全ての州ではないけど、英語の壁に悩んでる方には希望になるのではと思います😊

ちなみに今、私はニューヨーク州ライセンスをウィスコンシン州にエンドーズメント申請中なので、結果が出たらまたレポートしますね😊


ステップ3:TruMeritの書類審査の準備をする

TruMeritの書類審査は以下のステップで進んでいきます

  1. TruMeritのアカウントを作成する
  2. プロフィールを埋める(ここが大変!)
  3. 必要なサービスを購入する
  4. TruMeritが指定する書類を提出する
    • 卒業した教育機関の卒業証明や成績証明、指定書類の提出(学校に依頼)
    • 看護師免許、指定書類の提出(厚生労働省に依頼)

1. TruMeritのアカウントを作成する

メールアドレスとパスワードを入力すれば、すぐにアカウントを作成することができます

2. プロフィールを入力する

このプロフィール作成が、量があり、さらに正確な情報を入力しなくてはいけないプレッシャーもあるため、非常にやっかいです。

でも大丈夫!探してみると、アメリカ看護師をサポートする方々がたっくさんいます😊

まずは気になるところから、手を取り合えるコミュニティを見つけてみるのはいかがでしょうか。
私のおススメはこちら👇

私はBelightのピアサポートコミュニティに加入し、たくさんサポートして頂きました。
Belightのおかげで「わからない!」「どうしよう!」がクリアになり、数日でプロフィールを埋め、次のステップに進むことが出来ました😊

3. 購入するサービスを選択し、支払いする

プロフィールを埋めると、次は「書類審査をしてもらう州とサービス」を選択する必要があります。
「Certification Program Verification Letter」だったり、「Credentials Evaluation Service Professional Report」だったり、正直初見ではチンプンカンプンです。

そんな時はBONでどのサービスの購入する必要があるのかチェック、もしくはアメリカ看護師を目指すコミュニティで相談すると良いと思います😊

私は「Credential Verification Service for New York State」を購入しました。
今思えば、Chat GPTに聞いても良かったかなと思います😊

費用はいくら?
2024年12月購入時点ですが、425ドルでした😂た…高い…!!!
アメリカはすぐ物価があがるので、今後はもっと値上がりしていきそうですね😢

4. TruMeritが指定する書類を提出する

サービスを購入すると、あなたのプラットフォームに提出する必要がある書類がリストアップされます。
このリストアップは人によって異なり、プロフィールと購入したサービスを元に指定されるようです。

多くの人が提出する必要がある書類は以下が多いのかなと思います👇

  • 【卒業した教育機関に依頼する書類】卒業証明や成績証明、TruMerit指定書類
  • 【厚生労働省に依頼する書類】看護師免許、TruMerit指定書類
  • 【自分でプラットフォームにアップロード】高校の卒業証明、Notarized Application Form

私の場合、TruMerit利用 × NY州で審査 × グリーンカードあり × アメリカ在住という条件下で必要だったのは以下の2点でした。

  • 【卒業した教育機関に依頼する書類】卒業証明や成績証明、TruMerit指定書類
  • 【厚生労働省に依頼する書類】看護師免許、TruMerit指定書類

尚、TruMeritで購入した後、「CGFNS CVS-NYS HANDBOOK」という該当する州・サービスのハンドブック(PDF)をダウンロードすることが出来ました。(もしかしたらNY州CVSだけという可能性もなきにしもあらずですが…😓)

私はそれに従い、進めていきました。周囲の情報も重要ですが、一番従うべきは本家の情報ですからね。

Higher Tertiary School Documents(卒業した教育機関に依頼する書類)

「CGFNS CVS-NYS HANDBOOK」には以下のような記載があります。翻訳はChat GPTを使用しました👇

  • 正式な成績証明書
    • 「正式な成績証明書」とは、受講したすべての科目と、それぞれの科目で取得した単位数/履修時間を記録したものを指します。
    • 一部の国・地域では、成績証明書に加えて補足書類が必要です:
      • 関連実習記録(フィリピン)
      • 学校・大学のマークシート(インド)
      • ディプロマ・サプリメント(EU諸国)
      • 臨床実習時間の証明(アメリカ)
  • 看護教育フォーム(Completed Nursing Education Form)←TruMeritのプラットフォームからダウンロードする書類
  • カリキュラム(理学療法士に必須)
    • カリキュラムには以下を含める必要があります:
      • 在籍期間を反映していること
      • 成績証明書に記載されたすべての科目の説明
  • 文書の言語について
    • 学校やその他の一次情報源からCGFNSが受け取るすべての書類は、英語で作成されている必要があります。
    • または、英語翻訳を添付する必要があります。
    • もし教育機関が英語翻訳を提供できない場合、CGFNSが有料で翻訳サービスを提供します。
    • なお、申請者本人が作成した翻訳はCGFNSでは受理されません

私は最低限の提出物のみで勝負したので、卒業校へ「英語の卒業・成績証明書」の発行と「Nursing Education Form」の記載・TruMeritへの発送をお願いしました。
ありがたいことに、英語での対応も快く引き受けてくださり、1か月程度で準備・発送までしていただけました。

個人的に意識したのは、3~4月の年度の切り替わり時期は避けること、そして出来るだけ持ってる情報や翻訳などを添付した上で依頼しました。
担当者の異動などを鑑み、3~4月は避けた方がタイパには繋がると思います。

シラバスって必要?!私の場合
情報収集をすると「シラバスの準備が大変でした…!」というコメントをたまに見ますよね。
私(NY州)の場合、必要書類にシラバスの記載はないため、郵送しませんでした
他にも、保健師や准看護師など「一応送っとこう…」みたいな書類などを送ると、不要な審査や書類チェックに時間を要するため、個人的には「求められるものだけ提出する」ことをおすすめします😊

License / Registration Documents(厚生労働省に依頼する書類)

厚生労働省へは以下を送付し、英語での看護師免許や書類の記載を依頼しました。

  • Nursing License/Registration Form(TruMeritのプラットフォームからダウンロードする書類)
  • 免許証英訳文証明申請書
  • 籍(名簿)登録事項英文証明申請書
  • 上記書類申請に必要な書類(看護師免許証コピーなど)
  • EMS(追跡可能な国際速達サービス)封筒

厚生労働省はTruMeritの対応に慣れているため、特に翻訳などは付けませんでした。
ただ、一応書類を郵送する前に「紙ベースで提出しているか、オンラインで提出しているか」のみを電話で確認しました。

2024年12月時点では教育機関も厚労省も「紙ベースで提出」でしたが、今は教育機関はオンライン提出が主流になりつつあるみたいですね。
郵送よりもプラットフォームで完結するのは非常に便利&時短&節約になりいい時代になったな~と思います😂笑

高校の卒業証明、Notarized Application Formは提出した?

周りの方を見てみると、高校の卒業証明とNotarized Application Formの提出を求められている人が多かったのですが、私の場合求められなかったので提出しませんでした。

求められなかった理由は未だに謎なのですが、
アメリカ在住+グリーンカード取得済(SSN取得済)という条件の影響かな???と感じました。


ステップ4:TruMeritの審査終了を待つ

提出すべきものを提出すれば、あとは書類の審査が無事に終了するのを待つのみです。

TruMeritの書類審査は「数か月かかる」とよく耳にしますが、なんと私の場合は、EMSの追跡上、TruMeritに書類が到着してたった1週間で審査完了という驚きのスピードでした!アメリカの運転免許証発行なみの早さです😂笑

私の中では、アメリカのビザや資格取得は「時間がかかる」のが常識でした。

たとえば、配偶者ビザ(グリーンカード)を取得した際は、USCISNVCという2つの機関で審査が必要で、しかもコロナ禍だったこともあり、USCISだけで1年かかった経験があります。

今回も「数か月はかかるだろうな…」と期待はしていなかったのですが、まさかの1週間。アメリカの審査業務は、本当に気まぐれですね。

早かった理由は条件の影響?

憶測ですが、以下のような条件が、審査スピードに影響したのかもしれません:

  • アメリカ在住(住所・連絡先が国内)⇒ すぐに労働力や税収を確保できる?
  • グリーンカード保持(SSN取得済) ⇒ すぐに労働力や税収を確保できる??
  • 高校卒業証明書や公認証書の提出が不要だった ⇒ USCISでの素性審査済だったから?

実際に求められた書類は、日本の教育機関の成績証明書厚生労働省からの資格確認書のみでした。
日本からの申請も可能ですが、アメリカ在住だと審査がスムーズになるのかもしれない?とうっすら思いました。

でもアメリカ国内外とわず、最近は以前より審査スピードが速いとは聞きますね😊コロナ禍では半年~1年程度は待つのが多かったようですが、最近は半年もかからない人が圧倒的に多いようです。


余談:TruMerit申請にエージェントは必要?

海外で国際看護師を目指すうえで、多くの人が最初につまずくのが「書類申請」ですよね。

正直、私もアメリカの看護師資格を取ろうと決意するまでに、なかなか腰が上がりませんでした。その理由は、まさにこの書類申請のハードルの高さ…。

もちろん、エージェントを使えばスムーズに進むことは分かっていましたが、節約好きの私は「できることは自分でやりたい!」という気持ちが強く、結局エージェントは使いませんでした😂

エージェントに頼まなかった理由は大きく分けて3つあります。

① 自力申請でも可能だと思ったから

  • 日本は国際的に信用度が高いため、「意味不明な理由で却下される」ことは少ないと感じた
  • 配偶者ビザの申請なども自分で経験済みで、「手順通りにやれば通る」という感覚があった
  • 税金申告のように複雑な専門知識が必要な分野ではないと判断した

② エージェント費用が高額なわりにサポートが限定的だったから

  • サービスによっては、TruMerit申請だけが対象で、BONの申請は別料金というところも
  • 予想外のトラブルが起きた場合、追加オプションが必要になるケースもありそうだった
  • 「それなら、自分でリサーチしながらやった方が納得できるな」と感じた

③ 自力でやることで自信につながると思ったから

  • 最初の一歩から自分で頑張った方が、達成感や自己肯定感が大きい気がした

④ アメリカ×看護師のコミュニティが増えてきて情報が得られやすくなった

  • Facebookやオンライン上でアメリカ×看護師のコミュニティがあり、実際の体験談を複数の人から聞くことが出来るのではと感じた
  • 一緒に頑張る仲間を得られる機会になりそうだと感じた

そんな理由で、私はTruMerit申請を自分で行うことにしました。

もちろん、タイパ第一に考える場合、エージェントのメリットは非常に大きいと思うので、個々の状況に応じてどのように申請するかを決めたら一番いいのではないかなと思います😊


おわりに

いかがでしたでしょうか?
この記事では、TruMerit(旧CGFNS)の書類準備から審査完了までのリアルなステップを、実体験ベースで詳しくシェアしました。

手間がかかるとはいえ、必要なステップをひとつずつ踏めば確実に進んでいきます。
少しでも疑問や不安があれば、コメントでぜひ相談してくださいね!一緒に頑張りましょう✨

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