こちらのページでは、地理的観点からウィスコンシン州についてお伝えしていきます😊
アメリカのどこにあるの？
ウィスコンシンがどこにあるか簡単に言うと、
Lake Michigan（ミシガン湖）とLake Superior（スペリオル湖）に面しており、ウィスコンシン州内にも数多くの川や湖があります。
そのため、海はないですが、ビーチや湖畔を楽しめる、自然豊かな都市です。
Midwest（中西部）とは？
Midwest（ミッドウェスト） は、アメリカ合衆国のほぼ中央に位置する広大な地域で、歴史的にも文化的にもアメリカを象徴するエリアとして知られています。
Midwest に含まれる州（12州）：
Midwestの人々は“親切で素朴、まじめで誠実” といったイメージが強く、アメリカの伝統的な価値観を残す地域といわれてるよ。
ウィスコンシンの気候は？
ウィスコンシン州の緯度は北緯42.5度〜47.3度の範囲で、日本でいうと北海道の南〜中部くらいの緯度帯になります。
そのため北海道の気候に近いです。アメリカでもっとも寒い州ベスト5位にはランクインします。四季の特徴はこんな感じでしょうか；
ベストシーズンは7月～10月です。涼しい夏を楽しみたい方は7月、紅葉を楽しみたい方は10月下旬がおすすめです。
災害は起こりやすいの？
アメリカは州によって災害の種類や発生時期などが異なりますが、WIはアメリカでは“比較的災害リスクが少ない州”と言われています。WI州で注意が必要な点はこちらです👇
- 冬の大雪・吹雪（Winter Storms）
- 低温・寒波（Extreme Cold）
1番メジャーなのは冬の吹雪・寒波です。特に車を運転する際は、スリップやホワイトアウトによる事故が多発するため、注意が必要です。
- 竜巻（Tornadoes）
カンザスやテキサスのように頻発する感じではありませんが、小規模なトルネードが発生することがあります。
- 洪水（Floods）
こちらもメジャーではありませんが、春の雪解け・川沿いを中心に発生することがあります。ウィスコンシンは日本の梅雨や台風のように雨がザーザー降ることは少ないように感じます。
地震はなく、冬の運転さえ気を付ければ比較的安全に過ごすことができます。
ウィスコンシンの地理的魅力を教えて！
ウィスコンシン州は、湖・森・丘陵・都市がバランスよく存在する州です。
四季を通じて楽しめる自然や文化、農業や歴史的建造物など、多彩な魅力が詰まっています。
旅行やアウトドア、学習の観点からも非常におすすめの州です。
湖や川の魅力
ウィスコンシン州は、五大湖のうち二つに面しています。
- 東側は ミシガン湖
- 北側は スペリオル湖
海はなくとも、湖岸には美しい砂浜や灯台が点在し、美しい景色を身近に楽しむことができます。
カヌーや釣り、湖畔でのキャンプなど、アウトドア好きにはたまらない環境です。都市にも湖や川が多く存在し、街並みと自然の融合が美しい景色を堪能できます。
SheboyganというMilwaukeeとGreen Bayの中間に位置するミシガン湖沿いの街では、なんとサーフィンを楽しむことができるそうです。
森林と氷河地形
州の約半分は森林で覆われ、特に北部は針葉樹林が広がります。
さらに、ウィスコンシンは氷河期の名残を感じられる州でもあります。Wisconsin Dellsで見られる特徴的な地形も、その一つですね。
ハイキングやトレッキング、自然観察に最適で、四季折々の景色を楽しめます。
中南部の丘陵・農業地帯
中南部はなだらかな丘陵が広がり、肥沃な土地が多いのが特徴です。
ウィスコンシン州はアメリカでも有数の酪農・チーズ生産地で、“The Dairy State”とも呼ばれます。
牛や馬、ヤギや羊など、多くの動物が優雅に野原を散歩している風景が色んな場所で見ることができます。
赤いbarn（家畜小屋）と大きなサイロ（Silage Silo；干し草やトウモロコシなどの飼料を保存する場祖）が特徴的で、冬にはもみの木を販売している農家や酪農家もいます。
主な都市と観光拠点
湖や川、森林、農業地帯など自然豊かなウィスコンシンですが、都市もあります。各都市にはUW（University of Wisconsin）などの大学もあり、留学できる環境もあります。
三大都市はこちら👇
- Milwaukee（ミルウォーキー）：湖沿いの都市でビール文化や歴史的建築が楽しめる
- Madison（マディソン）：州都で、美しい湖に囲まれた街。文化活動も盛ん。
- Green Bay（グリーンベイ）：アメフトPackersの本拠地として有名。
都市と自然が近接しているため、アウトドアと文化の両方を満喫できるのもウィスコンシンの魅力です。
日本からどうやってウィスコンシンに行けばいいの？
日本からウィスコンシン州への直行便は残念ながら運航されていません。
そのため、近隣の主要都市（シカゴ（ORD）やミネアポリス（MSP）、デトロイト（DTW））を中継してウィスコンシンに来ることが1番メジャーです。
私自身もよく使うメジャーな航空路は
東京（羽田／成田） → シカゴ (ORD) → ミルウォーキー (MKE)
便数多く、乗り継ぎも比較的スムーズなため大体この路線を使っています。
飛行時間は凡そ15～17時間程度です。
公共交通機関は発展してる？
Milwaukeeの市街地やMadisonの市街地に限定すれば、バスやトローリー（路面電車）などの交通機関が十分にありますが、市街地から一歩外に出る場合には車が必要となります。
長距離バスがないわけではありませんが、利便性を考えると、知り合いに運転を頼むか、レンタカーを借りるかが現実的です。
ウィスコンシンのドライバーは比較的穏やかな人が多い印象ですが、アメリカの運転ルールを知った上で運転することを強くお勧めします。
ウィスコンシン州はどの程度大きい？
ウィスコンシン州の面積は約17万㎢。
北海道の面積が約8.3㎢のため、およそ 2.03 倍！
本州の面積が22.7万㎢のため、 およそ 0.74 倍！！
そのため、同じ州内や近隣州間の異動でも、100㎞を超える移動が多くあります。観光に行く際は、その点を考慮した上でスケジュールを経てることをおすすめします😊
走行距離の例👇
おわりに
いかがでしたか？
中々知名度が低く、日本人居住率も低いウィスコンシン州ですが（州人口の約0.2％程度らしい）、とても自然豊かで過ごしやすい街が多く存在します。
夏の避暑にも、紅葉狩りにもおすすめの街です。
都市すぎず、程よいアメリカンな空気を味わいたい方。ウィスコンシン、穴場ですよ！
是非一度訪れてみては🤭
