5. CNAはどんな勤務形態で働くの?!気になる働き方について徹底解説!

CNAとは

この記事ではCNA/RNの勤務形態についてお伝えしていきます。

クリニックを除く医療施設の場合、日本では主に2交替制か3交替制でシフトが組まれ、土日関係なく働いている看護師さんが多いのではないでしょうか?私自身も看護師時代は3交替制で土日休みは中々取りづらかったのを覚えています。

また、看護助手さんは概ね日勤勤務で夜勤は月に1回程度というのが多いのではないでしょうか?

日本と比較し、アメリカはどんな勤務体制が多いのか、解説していきます!


1. フルタイムは何時間?FTEの仕組みを知ろう

日本だと基本的に週40時間で働くことが多いですよね。たまに週35時間のところもありますが、医療業界は基本40時間ではないでしょうか。

アメリカでは、州や医療施設によっては、週32時間以上であればフルタイムとしてカウントしてくれることがあります。

このフルタイムをアメリカではFTE(Full Time Employee)と表し、日常会話や契約書内でもよく見かけます。以下のように、パートタイムでも0.2、0.5のように表します。

  • FTE1.0:週40時間
  • FTE0.9:週36時間
  • FTE0.8:週32時間
  • 0.2:週8時間

メジャーなFTEは?

RNの場合、FTE0.9もしくは0.8で働いている人が多いです。12時間×週3日、もしくは8時間×週4日のスケジュールです。

CNAの場合、高校生~大学生がシフトに入ることが多いせいか、4時間、もしくは8時間勤務の方が多い印象です。
中には、夏季休暇やクリスマス休暇にのみがっつり働くCNAもいます。


2. 柔軟なシフト調整!日勤もしくは夜勤だけでもOKってほんと?!

日本だと「夜勤なし」はなかなか通らないことが多いですよね。

アメリカでは、自分の希望する勤務帯で働くことが出来る施設が多いことが特徴的です。

例えば、夜型の人は夜勤のみを選択することが出来たり、子供がいるママさんは日勤だけ働くなど、フルタイムでも柔軟な選択をすることが出来ます。

土日や祝日の勤務はどんな感じ?

日本だと中々土日休みって取りづらいですよね。取れるとしても土曜日か日曜日のどっちかとか。

アメリカはワークライフバランスが当然の権利として教授されている印象があり、定期的に土日休みが貰えることが多いです。
例えば、2週に1回は土日休み、3週に1回は出勤など。正直これはとても嬉しい!土日休みがいつ貰えるのか分かるだけでも大きなメリットですよね!

また、施設によっては、祝日は予め誰がどの祝日を働くかを予め決められることがあります。
私の働く病院では、New Year, Memorial Day, 4th of July, Labor Day, Thanksgiving, Christmasの6つの中で働きたい祝日を選ぶようになっています。

休日や祝日は、平日よりも時給がアップするので、積極的に働きたい!という人も沢山います🥰

実際にどんな勤務スケジュールで働いているの?

一例ですが、フルタイム・パートタイム含め、実際のシフトがこちら👇

一番左は私がよく働いていたスケジュールです。+αでオープンシフトをピックアップして週36時間程度働くよう調整していました。

一番右は、なんと12時間勤務を6連勤を2週間毎!!!その代わりに1週間まるまる休みが貰えるとのことで、一部の人には人気のシフトスケジュールのようです。


3. オープンシフトとは?人手不足のシフトをピックアップして報酬を得るシステム

「従業員が自分の働きたい時間を働く」
ワークライフバランス的には◎なこのシステムですが、必然的に「人手が足りない」勤務帯が出てきます。それは夜勤だったり、祝日だったり様々です。

その人員不足をそのまま放置しないのがアメリカ。インセンティブを支払うから誰か働かない?と呼びかけるのがとてもメジャーです。

私の働く病院では、人員不足を補うために「この時間にシフトを入れてくれたら+〇ドル!」とボーナスが貰えるインセンティブ制度があります。
更にフロートRN/CNAといい、特定の部署に所属せず、様々な部署で毎シフト働くことを選択すると、基本時給+〇ドルと賃金が上がる勤務形態もあります。

そのため、「あ、この日は暇だからシフト入れちゃおう♪」とアプリで簡単にシフトを入れることができ、更にはインセンティブまで貰えることが出来るのです。

ちなみに私の病院は、CNAの場合、+16ドル/hのインセンティブが貰えます♪


4. アメリカの勤務形態・福利厚生のデメリットは?

非常に柔軟にシフトがアレンジできる環境ではありますが、デメリットもあります。

有給(PTO=Paid Time Off)は勤務時間量に比例する

私も実際勘違いしていたのですが、アメリカはヨーロッパのように1か月~2か月大型の休みが貰える!ということはありません。連休を獲得するには、有給=PTOを使用する必要があります。

しかしこのPTO、日本のように年度初めにまとまった期間貰えるわけではありません。勤務時間量を元に給与日に付与されます。

私の場合、2週間で凡そ5~6時間程度しかPTOが溜まらないため、大型連休をもぎ取りたい場合はコツコツPTOを溜めていくしかありません。

こちらは余談ですが、先日COVID-19に罹患し出勤停止になった際は病休ではなくPTOが消費されてしまい、悲しい思いをしました。1日分(8時間)のPTOを得るためには1か月半働かないといけないため、計画的にPTO貯蓄・使用を考えなくてはいけません。

PTOを使用せずに休みが欲しい場合は、代理スタッフを探さないといけない

ではPTOがゼロで休みが欲しい場合どうしたら良いのか。

そのシフトを働いてくれる同僚を探すしかありません。しかしここはアメリカ、シフトのトレードは当たり前の文化として受け入れられており、頻繁に「次の土曜日の日勤、私の代わりに働いてくれない?」「私の★日のシフトとあなたの☆日のシフト交換しない?」と交渉が行われます。

中々代理で働いてくれる同僚が見つからない場合もあるため、どうしても見つからない場合は、当たり前ですが自分で働かなくてはいけません。


おわりに

以上、アメリカの勤務形態についてお伝えしました!

ワークライフバランスが充実でき、更には働いた分はしっかり稼げるような仕組みで安心できますよね。子育て補助などは少ないアメリカですが、働き方的にはアメリカの方が自由度が高く、自分のライフスタイルに合わせられてメリットが多いな~と個人的には思いました😊


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