【純ジャパ×現役CNA】中級者のための英語学習ガイド

“TOEIC700点”でも話せなかった私が、アメリカ医療現場で働けるようになるまで

こんにちは、Rihoです。
私は日本で育ち、英語には幼い頃から触れてきたものの、アメリカに来るまでは“聞けるけど話せない”典型的な中級者タイプでした。
英語力ゼロではない。けれど、

  • 「ナチュラルな会話についていけない」
  • 「医療現場で何を言われているのか分からない」
  • 「話そうとしても単語が出てこない」

そんな葛藤をたくさん経験しました。

このページでは、英語の基礎はあるけど「現場での使い方がわからない」という方向けに、私自身の経験をもとにした英語学習法を紹介します。


こんな人におすすめのページです

  • アメリカでCNAやRNとして働きたいけど、英語での実務経験がない
  • TOEICは600〜700点くらいあるけど、「話す」となると自信がない
  • 英語は「読む・書く」はできるけど、ネイティブの実際のスピードに圧倒される
  • 医療英語を勉強しているけど、現場で本当に使う表現が知りたい
  • ネイティブと話すと緊張して、つい黙ってしまう自分がいる
  • “完璧じゃない英語”でも、通じる実力をつけたいと思っている

私の英語レベルと壁

渡米前(~2022年)
  • TOEIC 700点ちょっと。
  • 読み書きはなんとなくできても、実際の会話が怖かった。特に初対面の人には「上手く伝えられないのでは」と不安が強く、話すのを避けてた。
  • 慣れている人(例えばアメリカ人の夫)にはきちんと思いを伝えることが出来る
CNAスクール入学時 (2023年)
  • きちんと予習をすれば、授業は7〜8割理解できる。
  • 実技練習や実習では、周りの”ナチュラルスピード”や表現に全くついていけず、黙ってしまうことが多かった。
  • 質問をしたくても皆の前で質問しづらく、生徒全員が帰宅してから先生に質問していた。
CNAとして働き始めてから(2024年~現在)
  • 「伝わらない悔しさ」や「恥ずかしさ」を少しずつ乗り越えて、少しずつ話す勇気を育てた。
  • 医療の現場で使う表現や英語に慣れ、業務は不安や問題なく遂行できるように。
  • RN資格取得を目指して医療英語やコミュニケーション方法を学習(←今ここ!)

現場でつまずきやすいポイントと乗り越え方

落とし穴対処法
文法を気にしすぎて話せない完璧より「伝わる」を目指す。伝わったらOK!
ネイティブの早口に焦るキーワードだけ聞き取ればいい。全部わからなくてOK。
恥ずかしくて口を開けない職場は語学学校じゃない。失敗=成長チャンスと思う

私がやってよかった!中級者向け英語学習法

英語は「知ってる」から「使える」への橋渡しが一番むずかしい。でも、日常に組み込んでいく工夫で確実に変わってきます。

1. ELSA Speakで発音矯正 → 職場で「通じる英語」に

まず私に襲い掛かった課題は「発音」です。職場では、”toast”(トースト)を聞き取ってもらえなかったり、”lunch”の発音を(少々意地の悪い)患者さんに発音を正されたこともあります。

様々な発音が入り混じるアメリカですが、地域によっては綺麗な発音しか流通していない地域もあるため(私の住んでいる地域がまさにそれ)、私は発音矯正を早々に始めました。

  • 私はELSA Speakで「th」「r」「v」の発音を何度も練習。
  • 発音評価のスコアが上がると自信もつく。
  • 実際に「あれ、今ちゃんと通じた!」と感じる場面が増えた。
  • スキマ時間(通勤前や寝る前)に数分勉強するでもOK。

2. 現場で聞こえた医療英語を「自宅で調べてアウトプット」

  • CNAとして働きながら、聞き取れなかった単語や言い回しをスマホにメモ
  • 帰宅後、辞書やYouTubeで意味&使い方をチェック。
  • 家族(特に夫)に「今日こんな表現を聞いたんだけど、合ってる?」と声に出して説明=自然なアウトプット。
  • 翌日また職場で使ってみる → 「定着する実感」が得られる!

3. フレーズは「使う場面ごと」にストック

  • たとえば…
    • ベッド上でのケア → “Can you turn on your right side, please?”
    • 排泄介助 → “Would you like to go to the bathroom?”
    • 同僚にお願い事があるとき → “If you don’t mind, could you help me to ~?.”
  • 「状況別フレーズ帳」をスマホのメモやノートで作っておくと、見返しやすい💡(アメリカの医療現場ではプライベートの携帯を持ち歩けます😊)

4. シャドーイングでナチュラルなイントネーションをトレーニング

聞き取れない英語って、実は「知らない単語」じゃなくて、「音のつながりや強弱」によるものがほとんど。

たとえば、
What do you want to do?” → 「ワッダヤワナドゥ?」
Can I help you?” → 「キャナイヘルピュー?」

みたいに、音がどんどん省略されていくのがネイティブの自然な話し方です。

私はこれに慣れるために、シャドーイングを始めました。
(シャドーイング=英語音声を聞いたあと、1〜2語遅れてそのまま真似して口に出すトレーニング)

やってよかったポイント:

  • 「音のつながり方」が分かってくる
  • リスニング力がUP
  • 自分の話し方にもリズムが出てくる

慣れてきたら、CNAの業務に出てくるようなフレーズを使ったシャドーイングもおすすめ。

🗣 たとえばこんな表現を真似して練習:

  • “Hi, I’ll be your CNA today. Let me know if you need anything.”
  • “Can you turn a little bit to your left side, please?”
  • “I’m going to take your vital signs now, is that okay?”

使った教材は、YouTubeや、TED の英語字幕付き番組。そしてシャドテンです。
スマホひとつでどこでも練習できるのが魅力です。

5. 医療英語や国際看護師に特化した英語コーチング

こちらは、私も最近始めたばかりの学習法です。

CNAとして現場である程度スムーズにコミュニケーションがとれるようになっても、
RNとして働きたい」「より上のレベルを目指したい」となると、また全く別の壁にぶつかります。

RNには、ただ英語が話せるだけでなく、

  • 指導する力(患者・スタッフ双方への説明力)
  • マネジメント力(他職種との連携や報告)
  • 場をまとめる力(リーダーシップ、ファシリテーション力)

など、より高度な英語運用能力が求められるようになります。

正直、「日常会話ができる」だけではまったく足りない…
そんな不安から、私は国際看護に特化した英語コーチングをスタートしました。

このコーチングの良かった点は、

  • 自分のレベルや目標に合わせてカリキュラムを組んでくれる
  • 1対1なので、曖昧だった表現をその場で確認できる
  • 今の課題(たとえば指示の出し方や患者教育の表現)を具体的に練習できる

というところ。

現場での実践力をさらに深めたい、将来的に国際看護師(International Nurse)として働きたい、という方にとっては、とても有効な学習手段だと感じています。


よく使う医療現場フレーズ(覚えて損なし!)

  • How can I help you?”:ナースコールを取る時
  • Can I get your last name and date of birth, please?”:患者の姓・生年月日を確認する時
  • I’ll be your CNA today, nice to meet you!”:「あなたの担当CNAです。」と挨拶する時
  • Your nurse will be here soon.”:「看護師と話がしたい」と患者さんからリクエストがあった時
  • Can I do anything for you now?”:退室する前に「何かできることはありますか」と聞く時
  • I’ll be right back.”:何かを取りに行く際など「すぐ戻りますね」と伝える時

上記英語は臨床でバンバン使われている表現です。同僚にも、患者さんにも「リアルな表現」の方が伝わりやすく、聞き返されないことで自分自身のストレスも激減します。

氏名確認も「What is your last name?」よりも「Can I get your last name?」の方が私の地域では多く使われており、表現の広さに驚きました。

実際に現場で毎日使うフレーズだけをまとめたページも作る予定なので、のんびり更新をお待ちください😊


英語学習リンク集(別ページへ)

医療英語のフレーズ帳(作成予定)

シャドテン体験レビュー(作成中)

ELSA Speak体験レビュー(作成予定)


最後に:完璧じゃなくても、あなたはちゃんと前に進んでる

英語って、ある日突然「話せるようになる」わけじゃなくて、
何度も間違えて、恥をかいて、でも諦めずに口に出し続けた人だけが、少しずつできるようになるんですよね。

私は今でもネイティブの同僚に言い直されたり、患者さんに聞き返されることがあります。
でも、「言えなかった」じゃなく「言おうとした自分」を毎日ほめることにしています。

あなたの英語力も、CNAやRNとしてのキャリアも、ちゃんと積み重なってます。

私もまだまだ勉強中。一緒に頑張っていきましょう😊


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